栽培方法のご提案

はじめに

弊社は、肥料製造・販売、農業資材取扱を生業にしている会社です。

特に肥料の販売においてイチゴ農家さんと関わりがあり、その高齢の農家さんから「手間がかからず、楽で簡単に安く、収量があり美味しいイチゴ栽培ができないものなのか?それもわからない高設溶液栽培ではなく、馴染み深い土耕で」ということが、この栽培方法開発のキッカケでした。

また、農業ハウスについても省エネを考え間口2間(3.6m)の最小のハウスで検討し、大型ハウスが主流のなか反対に省エネ経費削減ができるシステムとなりました。この小規模省エネ少人数で農業経営が成り立つシステム大規模ハウスに応用することによりさらに合理的な大規模農業経営ができると確信します。

開発の経緯

キーワードを分析しイメージを作ることを考えました。

手間がかからず楽 腰を曲げての作業をなくす。
作業通路が歩きやすい。
育苗管理がしやすい。
安く 従来設備が転用しやすい。
簡単
馴染み深い土耕
美味しい
土で栽培
収量がある 苗の定植間隔が従来以下

考察を重ねた結果これらの事項をすべて実現させるには畝をそのまま垂直に立ち上げることでした。

栽培方法のご提案

畝間隔をそのままに土を垂直に上げることにより従来土耕と変わらず、作業姿勢も楽になり、広い通路も確保できます。

しかし、これだけの土を盛り上げるのは重労働であり物理的に不可能です。実際培地としては人苗当り3ℓもあれば十分なのでテーブルの上に補助材を使用し15リットルくらい垂直に盛り上げることにします。

新栽培イメージ

土を垂直に盛り上げる部材として入手しやすくて、安価で耐久性があり運搬費が安い土木用樹脂ネットを活用し、それを円筒形に丸め容器にし、その中に土を充填し培地とした。

以上のイメージを具現化し実際に試験施工をおこないました。

農家さんのハウスの一角を借り従来土耕と比較試験を実施しました。

試験施工結果より十分に栽培が可能と判断できました。また、協力いただいた農家さんからも楽に作業ができると好評でした。

以上より高設隔離土耕イチゴ栽培システムのイメージが確立できました。